儀保・汀良 暮らしさんぽ|駅の東側に残る「ふだんの首里」

更新日: 2026-07-26

首里観光の定番ルートは、首里城から西へ——石畳道を下る「観光の首里」です。でもゆいレールの駅を挟んだ東側には、もうひとつの首里があります。まんじゅう屋の湯気、湧き水の史跡、住宅街の寺。派手な名所はないけれど、首里の人の暮らしがそのまま続いているエリア。それが儀保(ぎぼ)・汀良(てら)です。

汀良は「てら」と読む

首里駅のある汀良町は「てら」。かつては汀志良次(てぃしらじ)村と呼ばれた土地で、その旧地名をそのまま店名にしたそば屋てぃしらじそばが今も営業しています。メニューはそばといなり・じゅーしーだけという潔さ。地名が暖簾に生きている——それだけで、この町の性格が伝わってきます(地名さんぽ)。

そして汀良町は、県内最古級・500年と伝わる汀良町獅子舞の町でもあります。十五夜の晩、住宅街を獅子が舞う。観光イベントではなく町の行事として続いているのが、このエリアらしさです(沖縄の獅子文化の続編もどうぞ)。

朝は、まんじゅうから

儀保駅の近くには、祝い菓子「のまんじゅう」をただ一軒受け継ぐぎぼまんじゅうがあります。食紅の「の」の字は熨斗(のし)の意味。首里っ子のハレの日を支えてきた味は、売り切れじまいなので朝のうちが確実です。

月桃の葉の香りをほどきながら、この町の子どもたちが入学や合格の日にこのまんじゅうを配ってきたのだと想像してみてください。菓子ひとつが、町の歳時記です(旧暦歳時記)。

水と祈りの寄り道

昼は、暮らしの味を

がっつり派には駅周辺の食堂も。あやぐ食堂の姉妹店ななほし食堂(鳥堀)も徒歩圏です。

歩き方のヒント

派手さはないけれど、帰ってから思い出すのはこういう町の時間だったりします。首里リピーターへの、静かなおすすめです。

※各店の営業日・売り切れ状況は変わります。訪問前に最新情報をご確認ください(情報確認日:2026年7月26日)。

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首里エリアは宿が少なめ。ゆいレールで直結の那覇市内に泊まるのが定番です。

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