冊封(さくほう)

中国の皇帝が周辺国の王を正式な王と認める儀式。使節団を冊封使という。

中国の皇帝が、周辺国の王を正式な王として認める手続きです。琉球国王は代替わりのたびにこの承認を受け、そのために中国から派遣された使節団を冊封使(さっぽうし)と呼びました。

読みは資料によって分かれます。 当サイトは首里城公園の表記を採り、「冊封使」をさっぽうし、「冊封」単独をさくほうとしています。

いっぽう文化デジタルライブラリー(日本芸術文化振興会)は「冊封」にさくほう・サッポウを併記し、「冊封使」をさくほうしとしています。どちらかが誤りというわけではありません。 当サイトは首里城の現地を扱うため、その管理者である首里城公園の表記に合わせています。

なお「さっぷうし」はどの一次資料にも見当たらず、当サイトでも2026年8月に誤りとして修正しました。

冊封使の滞在は数か月に及び、王国はその接待に国力を注ぎました。龍潭での舟遊びも、組踊の初演も、もとは冊封使をもてなすための催しです。泡盛が「外交の酒」と呼ばれるのも同じ理由で、首里城まわりの文化の多くは、この接待から生まれています

つまり冊封は儀礼の名前でありながら、首里の景観や芸能を読み解くための鍵でもあります。

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出典

現地展示パネルは記載された事実のみを使っています(パネルの画像は掲載しません)。

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